小児歯科PEDIATRICS
歯が生え始めたら歯医者さんに行こう
子どもが小さいうちから歯の健康に気を遣って「お口の健康の土台」ができていれば、将来的にも健康なお口で過ごせるようになります。
お子さまがむし歯や歯周病、歯並びなどで悩まないよう、年齢に合わせてご家庭でのケアと歯科医院でのケアを併用して行いましょう。
こんなお悩みのある方は、遠賀郡の歯医者【あかさき歯科クリニック】までご相談ください。
子どもがむし歯にならないよう予防したい
子どものむし歯を治療したい
学校の検診でむし歯を指摘された
どうしてむし歯になるの?
以下の4つの条件が重なると、むし歯が発生します。
- 1乳歯と生えたての永久歯はやわらかく、むし歯になりやすい歯質です。
- 2食べかすなどから細菌が発生し、歯垢や歯石ができます。
- 3糖分の多いお菓子・ジュース・スポーツドリンクは特に注意が必要です。
- 4歯が糖分にさらされる時間が長いほどむし歯になりやすくなります。
むし歯を防ぐには、規則正しい食生活、丁寧な歯磨き、歯科医院での予防ケアが大切です。
年齢別のケア
0~2歳 乳歯の生え始め
哺乳瓶でジュースなどの甘い飲み物を与えるのはむし歯の原因となるので控えましょう。
乳歯の生え始める頃である生後10ヶ月くらいからコップの練習を始めて、1歳半くらいには哺乳瓶を卒業できるのが望ましいです。
離乳食を食べるときに、ご家族と箸などの食器を共有することがむし歯菌感染の原因となるため、食器は別にしましょう。
またこの時期の間食は、甘いお菓子よりも、おにぎりやいも類、果物などがおすすめです。
上下の歯が生えそろったら歯医者を受診しましょう。
この頃であれば人見知りもなく歯医者に慣れやすいので、赤ちゃんも保護者の方もストレスなく歯医者に通うことができるチャンスです。
当院では、むし歯予防のためのフッ素塗布をいたします。
3~5歳 乳歯が生え揃う時期
乳歯が生えそろう時期になったら自分で歯磨きをする練習を始めましょう。
まだ上手に磨くのは難しいため、保護者の方の仕上げ磨きは欠かせません。
また、この頃から食事のバリエーションも増えてきますが間食の回数や時間は決めておき、ダラダラ食べることのないようにしましょう。
砂糖の多いお菓子やスポーツドリンクなどを日常的に与えるのも避けましょう。
歯質のやわらかい乳歯はむし歯になりやすく、一度むし歯になると進行も早いため、少なくとも半年に1回は歯科医院での定期検診を受けることをおすすめします。
6~9歳 永久歯の生え始め
この時期には、永久歯が生えてくるようになります。
生えてきたばかりの永久歯は、乳歯同様歯質がやわらかいためむし歯になりやすくなります。
ご家庭だけでむし歯を予防するのは難しいので、歯科医院でフッ素塗布やシーラントを埋めるといった処置をするのがおすすめです。
また、歯の健康だけでなく身体が健やかに成長するためにも、栄養バランスの取れた食生活を心がけましょう。
お子さまの歯並びが気になる場合は、一度矯正専門医に相談するのがおすすめです。
9歳~ 永久歯に生え変わる時期
この頃になると、自分で歯磨きをするお子さまが増えます。
ただ、磨き残しがある可能性もあるので保護者の方はサポートしてあげるようにしましょう。
歯と歯の間の歯垢除去には、デンタルフロスを併用するのがおすすめです。
歯科医院での歯のクリーニングやフッ素塗布も引き続き受けるようにしましょう。
当院では、お一人お一人のお口の状態に合わせて、適切なブラッシングができるよう指導を行っています。
自宅でできるむし歯予防とは
食事の時間や回数を決める
食事をするとお口の環境が中性から酸性に傾きます。
酸性の状態が長く続くことで、歯の表面が溶けてむし歯になりやすくなるのです。
そのため、食事の回数や時間を決めて、だらだらと食べ続けることのないようにしましょう。
糖分を摂りすぎない
むし歯菌は、食べ物の「糖分」を栄養にして活動します。
そのため、糖分を多く含む甘いお菓子やジュースを頻繁に摂取していると、むし歯リスクが高くなります。
甘いものが食べたくなったら、野菜や果物などの自然な甘味やキシリトール配合のお菓子を選ぶようにすれば、砂糖を使わず甘みを楽しめます。
食べたらすぐに歯を磨く
食事をしたら、なるべくすぐに歯磨きをして、むし歯の原因となる食べ残しや歯垢を除去しましょう。
小さいお子さまは上手に磨けないため、保護者の方が仕上げ磨きをしてあげるようにすると磨き残しが少なくなります。
歯医者さんで行うむし歯予防とは
専用の道具でクリーニング
歯科医院では、専用の器具を使って歯磨きで落としきれなかった汚れを落としていきます。
ラバー状の柔らかいカップやチップ、専用のブラシなどで、歯の表面の汚れや細菌を落とします。
フッ素の塗布
歯科医院では、市販のものよりも高濃度のフッ素を歯の表面に塗布してむし歯を予防します。
じつは、フッ化物は自然にも存在し、食べ物などにも含まれています。
フッ化物にはむし歯予防に欠かせないはたらきがあり、「むし歯菌の活動を抑制する」「歯の表面から溶けた栄養を元に戻す」「歯質を強くする」などの役割があります。
また、初期の段階であればむし歯を修復したり、歯の着色を防いだりする効果も。
ご自宅でも、むし歯予防のために歯磨き粉をフッ素入りのものにするのがおすすめです。
歯磨き指導
お子さまお一人お一人のお口の状態に合わせた歯磨き指導を行っていきます。
染め出し液を使って歯磨きをしてもらうことで、普段の歯磨きで磨き残しやすい部分がわかるようになるでしょう。
お口の状態に合わせて、効果的な歯の磨き方や、ケア用品の選び方などもお伝えします。
むし歯ができる前に歯医者さんに通う習慣を
歯医者さんは、むし歯ができてから行くのではなく、むし歯を予防するために行くようにしましょう。
痛い思いをする前に「予防治療」ができていれば、お子さまも歯医者さんに苦手意識を持ちにくくなります。
当院では、お子さまの気持ちに寄り添って治療をしますので、安心してご来院ください。