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【小児歯科】乳歯と永久歯の違い~子どもの歯はむし歯になりやすい~
皆さん、こんにちは。
福岡県遠賀郡の歯医者【あかさき歯科クリニック】です。
生後10ヶ月ごろからお子さまのお口に生える乳歯と、小学生くらいで生え変わる永久歯。
「具体的にどのような違いがあるのかよくわかっていない」という方も多いのではないでしょうか。
乳歯と永久歯では、大きさや本数だけでなく、むし歯のなりやすさも違うのです。
乳歯と永久歯のおもな違い
乳歯と永久歯には、以下のような違いがあります。
大きさ
乳歯は、永久歯とくらべてひとまわりほど小さくなっています。
これは、歯の神経を覆っている象牙質やエナメル質が、乳歯のほうが永久歯にくらべて薄いことが影響しています。
本数
歯が生えそろったときの本数は、乳歯だと20本なのにたいして、永久歯では28本になります。
永久歯では、これに加えて親知らずが生えてくる場合もあります。
歯の色
乳歯は白に近い色をしていますが、永久歯は黄色みをおびた白色をしています。
これは永久歯の象牙質が乳歯のものとくらべて黄色いためで、透明なエナメル質から透けて見えることが原因です。
歯の質
歯の質は、乳歯のほうが柔らかくなっています。
これは、食事などによって酸で溶けたエナメル質を元に戻す「石灰化」を完全にできるようになるまでには乳歯が生えてから2〜4年かかるためです。
生え変わりの時期はむし歯になりやすい
乳歯と永久歯の違いでもご説明したように、乳歯は歯の質が柔らかく、永久歯にくらべ象牙質やエナメル質が薄くなっています。
そのため、むし歯になりやすく、一度むし歯になると進行が早いのです。
(出典:厚生労働省 e-ヘルスネット「子供のむし歯の特徴と有病状況」より) >
特に生え変わりの時期は、奥歯が生えてきたのに気付かなかったり、乳歯と永久歯が混在していたりして磨き残しが多くなりがちです。
お口の状態に合わせたケアが大切になるので、定期的に歯医者に通うよう心がけ、ご自宅では保護者の方が仕上げ磨きをするのが望ましいでしょう。
むし歯ができる前から歯医者に通う習慣を
お子さまの歯はむし歯になりやすく進行も早いため、予防のために歯医者に通うようにしましょう。
当院では、「正しいケアの方法がわからない」という保護者の方に向けて、お子さまへの声がけの仕方や効果的な歯磨きの方法についてアドバイスさせていただきます。
お子さまをむし歯から守るために、ぜひ遠賀郡の「あかさき歯科クリニック」にご相談ください。