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【小児歯科】むし歯になりにくい人に育てるための基礎知識(1)保護者の方がおうちでできること
皆さん、こんにちは。
福岡県遠賀郡の歯医者【あかさき歯科クリニック】です。
お子さまをむし歯から守りたいけれど、具体的に何ができるのかわからないと悩んでいませんか?
じつは、お子さまに対する保護者の方の行動がカギなのです。
今回は、お子さまをむし歯になりにくい人に育てるための基礎知識をご紹介しますので、参考にしてみてください。
お子さまを歯医者嫌いにさせないこと
むし歯からお子さんの歯を守るためには、「無理やりにでも歯医者に連れて行った方がいい」と考えている方もいるのではないでしょうか?
しかし、それはかえって逆効果になるかもしれません。
もちろん、歯医者に定期的に通っていただくことでむし歯予防につながりますが、歯医者を嫌いになってしまったら元も子もないですよね。
保護者の方の前向きな言葉や行動が、お子さんのやる気や成長を促すことが多いため「おうちでできること」「歯医者で注意してほしいこと」を実践しましょう。
保護者の方がおうちでできること
- 歯医者さんは怖いところというイメージを与えない
- 歯医者へ行かないよ、とだまして連れていかない
- 機嫌をよくしてから受診する
普段から「歯医者さんで歯を抜いてもらうよ」など脅すような声掛けはやめましょう。
また、受診は「お腹が空いていない」「眠たくない」タイミングを選ぶのがよいです。
行く場所や治療を内緒にしていると、信頼関係が崩れて余計に不安や恐怖感が生まれてしまうので注意します。
保護者の方が歯医者さんでできること
- 保護者の方は普段通り笑顔で子どもに接する
- 「痛くない?」などとマイナスな言葉は聞かない
- 治療が最後までできなくても叱らない
- ほめる
お子さまが不安にならないためには、まずは保護者の方が落ち着いて普段通りに行動することがベストです。
治療中は、優しく見守り「がんばってるね、すごいね」など前向きな言葉をかけてほめましょう。
「痛くないよ」という声掛けは、痛いというフレーズだけがお子さんの頭に残るため、逆効果です。
また、治療ができなくて叱ってしまうと、歯医者に行く=叱られる=行きたくないと心を閉ざしてしまうので、「次はきっとできるよ」と励ましてあげるのがおすすめです。
あかさき歯科クリニック の小児歯科では、嫌がっているお子さまへの無理な治療はしません。
ゆっくりとお子さまに合わせて治療を行いますので、まずはご来院だけでもしてみてください。